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農家と牧場がコラボした食品「八王子のエーゲ海」 地元発の手作り土産目指す

10月から販売が開始された「八王子のエーゲ海」

10月から販売が開始された「八王子のエーゲ海」

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 八王子産のハーブとチーズ、ギリシャ産のオリーブオイルを合わせた食品「八王子のエーゲ海」の販売が始まって1カ月がたった。

「八王子のエーゲ海」を手掛ける小山さん

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 10月中旬から販売されている同商品。八王子で農業を行っている「もぐもぐファーム」(八王子市打越町)が作ったハーブと地元の牧場・磯沼ミルクファーム(小比企町)で作られた角切りのフェタチーズ、ギリシャの農家から直輸入したというエクストラバージンオイルを合わせた。そのままつまみとして食べることができるほか、パンやアイスクリーム、ヨーグルトにかけたり、パスタや野菜のドレッシングなどに使ったりもできるという。

 もぐもぐファームの小山律子さんと磯沼ミルクファームの磯沼正徳代表の雑談がきっかけとなって生まれた。「磯沼さんはチーズを使ったものを、私はハーブオイルを使ったものを作ろうと思っていたので、それを合わせてみようと盛り上がった」と小山さん。今夏から開発を始め、4カ月ほどかけて製品に仕上げていった。

 「八王子のエーゲ海」という商品名は「ボランティアの方とほかの作業をしていた時に、その方から突然出てきたもの」と小山さん。「エーゲ海の塩を使っていることもあるし、八王子には海がないことから、憧れのようなものもある。そこから詰めていった」。パッケージデザインは地元で活動するイラストレーターのYamamoto Harucaさんが手掛け、浮輪に浮かぶ牛のイラストを中心に据えるなどこだわった。「絵が好きで、Harucaさんしかいないと思った。デザインも2人でずいぶんと悩んだ」と振り返る。

 ハーブの収穫やチーズ作りなど全てを手作業で行っているため、生産量は月産で100個ほど。今後はイベント出展なども見据えて展開していくという。「八王子をもっと世の中に売っていきたいという思いがある。八王子の食材を使った手作り品ということをアピールしていければ」と意気込む。

 価格は800円。八王子北口の駅ビル「CELEO(セレオ)八王子 北館」(旭町)1階の乳製品専門店「磯沼牧場」や地元で取れた農産物を扱う直売所「ねぎぼうず」(小比企町)、道の駅「八王子滝山」(滝山町1)で取り扱う。

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